ご高齢になると大腿骨近位(太ももの付け根)の骨折の可能性が増えることをご存知でしょうか?
軽い転倒でも骨折を起こす可能性が高くなり、骨折を起こした多くの場合が手術の適応になります。
その後、歩行困難になって寝たきりになる可能性もあります。
過去に骨折したことがある方々も含め、骨折を起こさないよう転倒予防のために「ロコトレ」等で、日頃から体を動かす習慣を身につけていきましょう。
ロコトレとは、ロコモーショントレーニングの略であり、体を支え動かしている「骨、関節、筋肉などの運動器」の衰えを予防するための簡単な運動になります。
似たような言葉で、“ロコモ”という言葉を耳にされたことがあるかもしれません。
これはロコモティブシンドロームの略であり、運動器の障害のために歩行が難しくなったり、バランスが悪くなる状態を示します。
ロコモの方も、そうでない方にも非常にオススメな、「片脚立ち」、「スクワット」の2種類のロコトレをご紹介します。
◎片脚立ち:バランス練習
効果
- バランスをとることにより、筋肉の活動が増え基礎代謝がアップします。
- 上半身と下半身を繋ぐ骨盤の動きがスムーズになり、血流が促進され、新陳代謝が活発になります。
- 片脚でバランスをとることで体幹が鍛えられ、猫背が改善されて正しい姿勢を身につけることが期待できます。