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立ち上がり動作について
COLUMN
 
Vol.03
立ち上がり動作について
「膝や腰が痛い・・・」「立ち上がる時や階段の昇り降りで特に・・・」でもレントゲンを撮っても骨には異常がなく、関節にもそんなに異常は認められないという方はたくさんいます。

膝、腰の関節に直接損傷がなくても痛みは出ます!
日常生活はもとより、スポーツ・運動をする場合に膝は無意識で使いやすいです。腰は屈む動作等で常にストレスがかかりやすく、ただ座っている・立っているだけでも負担がかかり易い部位です。

今回は、膝・腰に負担のかからないように立ち上がり動作についてお話ししたいと思います。

ヒトは四つ足動物から直立二足でできるようになったのは、股関節が曲がっている姿勢から真っ直ぐに伸びたということが大きな特徴と言われています。
そのため、起立動作というものは人間の動作の中で歩行と並んで大きな特徴のある動作です。

立ち上がる際に体幹を前に倒さず、踵重心のまま下腿前傾し、膝を曲げた動作を行うと膝関節や大腿四頭筋等に大きな負担になり、膝や腰の痛みの原因になります。図①
背中が曲がり、骨盤が後傾したまま立ち上がる 図②
逆に骨盤が後傾したまま背中を反らしたまま立ち上がる 図③
など、腰椎や背中の筋肉に大きな負担になります。

理想の立ち上がりは
脊柱・骨盤正中位から 図❶
股関節を曲げる(体幹・骨盤を前に倒す)図➋
つま先に体重が乗りお尻が浮いたら 図➌
真上に立ち上がる 図➍
➋、➌辺りがとても難しいと思います。イメージしやすいのはスキージャンプの踏み切る直前の姿勢です。
おへそが腿につくくらいのイメージを持ってやってみて下さい。

きれいな姿勢で股関節をよく曲げて立ち上がれば膝や腰への負担は減ります。
同時に股関節、体幹も鍛えられきれいな姿勢に近づくことができると思います!
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